300人調査で「高い」と感じる人は1.0%だけ|それでも悩み1位は高さが合わない理由

高い枕は少数でも高さが合わず首や肩がつらくなる原因を300人調査から解説する記事用アイキャッチ 合わない枕

枕の高さで悩んでいる人は多い。
そう聞くと、「高すぎる枕を使っている人が多いのでは」と思いやすいかもしれません。
ですが、今回300人に行ったアンケートでは、少し違う結果が出ました。

今使っている枕の高さについて、「高い」と答えた人はわずか3人、全体の1.0%でした。
一方で、枕で一番困っていること1位は「高さが合わない」104人、34.7%です。
高いと感じている人はほとんどいないのに、高さの悩みは最も多い。
今回はこのズレがなぜ起きるのかを整理します。

300人調査では「高い」と感じる人は1.0%しかいなかった

今回のアンケートで、今使っている枕の高さとして最も多かったのは「普通」138人(46.0%)でした。
次いで「低い」83人(27.7%)、「やや高い」66人(22.0%)、「わからない」10人(3.3%)、そして「高い」3人(1.0%)という結果でした。
この数字だけを見ると、高すぎる枕を使っている人はかなり少ないように見えます。

ですが、実際の悩みは別です。
枕で一番困っていることとして最も多かったのは「高さが合わない」104人(34.7%)でした。
つまり、極端に高いと自覚している人は少なくても、高さに違和感を抱えている人はかなり多いということです。

「高い」と感じていないのに合わないのはなぜか

ここで大事なのは、「高い」と感じることと、「自分に合っている」ことは同じではないという点です。
見た目や感覚としては普通でも、自分の体には少し高いことがあります。
逆に、低いと思っていても、支え方によっては首に違和感が出ることもあります。

枕は、極端にズレていれば気づきやすい寝具です。
ですが、少しのズレは「普通だけど何か違う」と感じやすくなります。
この中途半端な違和感こそ、枕難民を長引かせやすい原因です。
高すぎると断言できないぶん、原因がはっきりしにくくなります。

高さの問題は「高いか低いか」の二択では片づかない

枕の高さで失敗しやすいのは、高いか低いかだけで考えてしまうことです。
ですが、実際にはそこまで単純ではありません。
後頭部と首では、必要な支え方が同じではないからです。

後頭部は低めでも収まりやすい一方で、首まわりには少し支えが欲しいことがあります。
ここを分けて考えず、枕全体をひとつの高さで見てしまうと、見た目は普通でもどこかにズレが残りやすくなります。
その結果、「高い枕ではないのに合わない」という状態が起きやすくなります。

ストレートネック傾向がある人は“普通”でも高すぎることがある

とくにストレートネック傾向がある方は、首が前に出やすいため、一般的には普通とされる高さでも高すぎることがあります。
首を支えたい気持ちから少し高さが欲しくなりますが、首を支えることと、高く持ち上げることは同じではありません。
ここを混同すると、無意識のうちに合わない高さを選びやすくなります。

後頭部は高さ2cmあれば十分という考え方があるのも、むやみに高くしない方がいい場面があるからです。
高い枕が少数派だったとしても、「普通」「やや高い」の中に、自分には高すぎる枕がかなり含まれている可能性があります。
数字だけを見ると少なく見えても、体感としては十分多い悩みになり得ます。

朝の不調があるなら高さのズレを疑った方がいい

今回のアンケートでは、朝起きたときの症状として「肩がこる」94人(31.3%)、「首が痛い」56人(18.7%)という結果も出ています。
また、理想の枕として最も多かったのは「ぐっすり眠れる」119人(39.7%)でした。
この数字を見ると、多くの人はただ普通の高さの枕ではなく、自分に合っていて朝まで落ち着いて使える枕を求めていることがわかります。

朝に首や肩が重い、すっきりしないという感覚があるなら、枕が極端に高いかどうかだけで判断しない方がいいです。
問題は「高すぎる枕」そのものより、「自分には少し高い」「首の支え方がズレている」といった細かな違和感にあることが多いからです。

「高い人は少ない」のに「高さで悩む人は多い」のが現実

300人調査では、「高い」と答えた人は1.0%しかいませんでした。
それでも、悩み1位は「高さが合わない」34.7%です。
この結果は、枕の高さ問題が極端な高低の話ではなく、少しのズレの積み重ねとして起きていることを示しています。

大切なのは、「高いか低いか」をざっくり決めることではありません。
後頭部と首を分けて考えること。
普通に見える高さでも、自分には高すぎることがあると知っておくこと。
その視点を持つだけでも、枕選びの見方はかなり変わります。