枕が合わないと感じたとき、すぐに新しい枕を買う人ばかりではありません。
実際には、手元にあるもので何とかしようとする人もかなり多いようです。
今回の300人アンケートでは、その傾向が数字ではっきり出ました。
「枕が合わないときどうしましたか?」という質問で最も多かったのは、「タオルで調整した」99人、全体の33.0%でした。
次いで「買い替えた」92人(30.7%)、「我慢した」59人(19.7%)、「何もしていない」50人(16.7%)という結果でした。
この数字から見えてくるのは、多くの人が枕の違和感を高さの問題として感じていることです。
今回は、なぜタオル調整がここまで多いのか、そしてその背景にどんな枕選びのズレがあるのかを整理します。
300人調査で最多は「タオルで調整」33.0%
今回の調査で、枕が合わないときの対処法1位は「タオルで調整した」でした。
買い替えよりも多かったというのは、かなり象徴的です。
枕に違和感が出たとき、多くの人はまず高さを少し足す、または感触を変える方向で対応していることになります。
これは、枕の問題が素材やブランド以前に、まず高さのズレとして意識されやすいことを示しています。
実際に別の設問でも、枕で一番困っていること1位は「高さが合わない」104人(34.7%)でした。
タオル調整が多いのは、この結果ともつながっています。
タオル調整が増えるのは「少しだけ違う」が多いから
枕の違和感は、完全に使えないほどひどいとは限りません。
あと少し高ければいい。
首のところだけ支えが欲しい。
そういった微妙なズレの方がむしろ多いです。
だからこそ、いきなり捨てるのではなく、まずタオルで調整してみる人が多くなります。
この行動自体は自然ですが、逆に言えば、それだけ多くの人が既製品のままではちょうどよく使えていないとも言えます。
枕難民が減らないのは、こうした「大外れではないけど何か違う」が積み重なっているからかもしれません。
買い替え30.7%でも解決しきれない理由
2位は「買い替えた」92人(30.7%)でした。
枕が合わないなら新しいものへ、という流れは当然あります。
ただ、今回のアンケートでは「枕を買い替えたことがある」と答えた人自体が270人(90.0%)もいました。
つまり、多くの人はすでに買い替えを経験しています。
それでも枕の悩みがなくならないということは、買い替えの回数よりも、選ぶときの基準に問題がある可能性が高いです。
高さを全体で見てしまう。
後頭部と首を分けて考えていない。
こうしたズレが残ると、次の枕でもまた調整が必要になります。
「我慢した」「何もしていない」も3人に1人以上いた
今回の結果では、「我慢した」59人(19.7%)と「何もしていない」50人(16.7%)を合わせると109人、全体の36.3%になります。
タオル調整や買い替えをしない人も、かなり多いということです。
ここには、何をどう変えればいいかわからないという迷いも含まれていそうです。
枕は毎日使うものですが、違和感があっても原因を言語化しにくい寝具です。
高いのか、低いのか。
首なのか、後頭部なのか。
そこが整理できないままだと、結局そのまま使い続けることになりやすいです。
ストレートネック傾向がある人ほど高さの足し方に注意したい
とくにストレートネック傾向がある方は、首が前に出やすいため、高すぎる枕が合わないことがあります。
そのため、違和感があるたびに高さを足していくと、かえって首の角度がきつくなることがあります。
首を支えることと、高く持ち上げることは同じではありません。
また、後頭部は高さ2cmあれば十分という考え方もあります。
大事なのは、全体を一気に高くすることではなく、低めを基準にしながら、後頭部と首を分けて見ていくことです。
タオル調整が悪いのではなく、どこをどう調整するかが曖昧なままだと、ズレが残りやすいということです。
多くの人が求めているのは「自分で微調整できる考え方」かもしれない
300人調査で「タオルで調整」が最多だったのは、多くの人が既製品そのままでは合わず、自分で微調整したいと感じている表れです。
それだけ、枕選びには細かなズレが起きやすいということでもあります。
枕が合わないと感じたときに大切なのは、ただ高くするか低くするかではありません。
後頭部と首を分けて考えること。
高すぎる枕が合わない人がいること。
そして、少しの違和感を放置せず、どこがズレているのかを見直すことです。
タオル調整が最多だったという結果は、多くの人が枕の高さに悩みながら、何とか自分に合わせようとしている現実をよく表している数字だと言えそうです。



