74.0%が1年以上同じ枕を使用|合わないのに替えない人が多い理由

合わない枕を長く使い続けてしまう原因を300人調査から解説する記事用アイキャッチ 枕難民

枕に違和感があっても、すぐに替える人ばかりではありません。
むしろ、合わないまま長く使い続けている人の方が多いのかもしれません。
今回の300人アンケートでは、その傾向がかなりはっきり出ました。

今の枕をどれくらい使っているかという質問で最も多かったのは「1年以上」222人、全体の74.0%でした。
一方で、「枕で悩んだことがある」人は270人(90.0%)います。
悩みを持ちながらも、長く同じ枕を使っている人がかなり多いと考えられる結果です。

今回はこの数字をもとに、なぜ合わないのに枕を替えない人が多いのかを整理します。

300人調査で74.0%が1年以上同じ枕を使っていた

今回のアンケートで、今使っている枕の使用期間として最も多かったのは「1年以上」222人(74.0%)でした。
続いて「半年」44人(14.7%)、「覚えていない」22人(7.3%)、「3ヶ月」10人(3.3%)、「1ヶ月未満」2人(0.7%)でした。
ほとんどの人が、かなり長く同じ枕を使っていることがわかります。

この数字は、枕が一度買うと長く使われやすい寝具であることを示しています。
しかし同時に、違和感があっても様子を見ながら使い続けやすい寝具でもあるということです。
ここが、枕の悩みを長引かせる原因のひとつになっています。

悩み経験は90.0%なのに、すぐには替えない人が多い

今回の調査では、「枕で悩んだことがある」人は270人(90.0%)でした。
かなり多くの人が、何らかの違和感を経験しています。
それでも使用期間は1年以上が74.0%で最多です。
この差は、悩みがあっても即買い替えにはつながらないことを示しています。

枕の違和感は、壊れた家電のように明確ではありません。
使えないわけではない。
でも何となく合わない。
この曖昧さがあるため、多少つらくてもそのまま使い続けやすくなります。

実際には「タオル調整」や「我慢」で済ませる人も多い

枕が合わないときどうしたかという質問では、「タオルで調整した」99人(33.0%)、「買い替えた」92人(30.7%)、「我慢した」59人(19.7%)、「何もしていない」50人(16.7%)でした。
この結果を見ると、買い替えより前に、まず調整や我慢で済ませている人がかなり多いことがわかります。

つまり、違和感はあっても「まだ使える」と感じている人が多いということです。
枕は急に使えなくなるものではないため、合わないままでも先延ばしにしやすくなります。
それが結果として、長期間の違和感につながっていると考えられます。

合わない原因がわかりにくいから替えにくい

枕を替えない理由のひとつは、何が悪いのかを特定しにくいことです。
高さなのか。
硬さなのか。
素材なのか。
首なのか、肩なのか。
原因が曖昧だと、替えてもまた失敗しそうで動きにくくなります。

実際に、今回の調査では枕で一番困っていること1位が「高さが合わない」104人(34.7%)でした。
ただ、高さの問題も単純に高い低いだけでは整理しきれません。
後頭部と首を同じ高さで考えてしまうと、どこかにズレが残りやすくなります。
このわかりにくさが、買い替えを遅らせる原因にもなります。

ストレートネック傾向がある人は「高くすればラク」と考えやすい

とくにストレートネック傾向がある方は、首が前に出やすいため、首を支えるために高さが必要だと思いやすいです。
ですが、首を支えることと、高く持ち上げることは同じではありません。
高すぎる枕が合わないこともあります。

後頭部は高さ2cmあれば十分という考え方もあります。
そのため、違和感があるたびに高さを足す方向で考えると、かえって首の角度がきつくなることがあります。
こうしたズレがあるまま使い続けると、合わないのに替えない状態が長引きやすくなります。

長く使っていることと、満足していることは別

1年以上使っている人が74.0%という数字だけを見ると、気に入って長く使っているようにも見えます。
ですが、悩み経験90.0%、買い替え経験90.0%という数字を合わせると、単純に満足している人ばかりではないことがわかります。
長く使っていることと、合っていることは同じではありません。

理想の枕1位が「ぐっすり眠れる」119人(39.7%)だったことを見ても、多くの人は今の枕に何らかの物足りなさを感じている可能性があります。
長く使っているから問題ないとは限らず、慣れてしまっているだけのこともあります。
ここを見直せるかどうかが、枕難民を抜け出す分かれ目になりそうです。

合わないのに替えない人が多いのは、枕のズレが曖昧だから

300人調査で74.0%が1年以上同じ枕を使っていた一方、90.0%が枕の悩みを経験していました。
この結果は、多くの人が違和感を抱えながらも、原因がはっきりしないまま使い続けていることを示しています。
枕は壊れないからこそ、見直しが後回しになりやすい寝具です。

大切なのは、ただ替えることではなく、どこが合っていないのかを整理することです。
高さなのか、首なのか、後頭部なのか。
そこを分けて考えられるようになると、長く使っているだけの枕と、本当に合っている枕の違いが見えやすくなります。