300人調査で「低い」と感じる人は27.7%|低い枕なら合うとは限らない理由

低い枕でも首や肩に違和感が出る原因を300人調査から解説する記事用アイキャッチ 合わない枕

枕の高さで悩んでいる人ほど、「高いのがダメなら低い枕がいい」と考えやすくなります。
実際、首や肩の違和感があると、高さを下げる方向で調整したくなる方は少なくありません。
ですが、枕は低ければそれで合うというほど単純ではありません。

今回300人に行ったアンケートでは、今使っている枕の高さについて「低い」と答えた人は83人、全体の27.7%でした。
一方で、枕で一番困っていること1位は「高さが合わない」104人、34.7%です。
低いと感じている人が一定数いるのに、高さの悩みは減っていません。
今回はこの結果をもとに、なぜ低い枕でも合わないことがあるのかを整理します。

300人調査では「低い」と感じる人が27.7%いた

今回のアンケートで、今使っている枕の高さとして最も多かったのは「普通」138人(46.0%)でした。
その次に多かったのが「低い」83人(27.7%)です。
続いて「やや高い」66人(22.0%)、「わからない」10人(3.3%)、「高い」3人(1.0%)という結果でした。

この数字を見ると、高い枕だけが問題になっているわけではないことがわかります。
実際には、低いと感じている人もかなりいます。
つまり、枕の悩みは「高すぎるかどうか」だけでは整理しきれないということです。

低い枕なら安心とは限らない

高すぎる枕が合わないことはたしかにあります。
とくにストレートネック傾向がある方は、首が前に出やすいため、高すぎる枕が負担になりやすいです。
そのため、低めを基準に考えること自体は大切です。

ただし、低ければ何でもいいわけではありません。
枕が低すぎたり、支えたい場所を支えられていなかったりすると、首まわりが落ち着かず、別の違和感につながることがあります。
低い枕を使っていても合わない人がいるのは、このためです。

高さの問題は「後頭部」と「首」を分けて見ないとわかりにくい

低い枕が合わない理由として大きいのが、後頭部と首をひとつの高さで考えてしまうことです。
ですが、後頭部と首では必要な支え方が同じではありません。
後頭部は低めでも収まりやすい一方で、首まわりには少し支えが欲しいことがあります。

ここを分けて考えず、枕全体が低ければいいと見てしまうと、後頭部は悪くなくても首が落ち着かない状態が起きやすくなります。
逆に、首を支えようとして全体を高くすると、今度は後頭部まで上がってしまいます。
このズレが、低い枕でもしっくりこない原因になりやすいです。

実際の悩み1位はやはり「高さが合わない」34.7%

今回のアンケートで、枕で一番困っていることとして最も多かったのは「高さが合わない」104人(34.7%)でした。
肩こり81人(27.0%)、首が痛い45人(15.0%)よりも前に、高さの問題が出ています。
ここから見えるのは、多くの人が高い低いのどちらか一方ではなく、自分に合った高さそのものを見つけにくいという現実です。

低いと感じている人が27.7%いても悩み1位が高さであることを考えると、低い枕を選べば終わりという話ではないことがわかります。
大事なのは、低いかどうかではなく、自分の首や後頭部に対して無理がないかどうかです。

ストレートネック傾向がある人ほど「低め基準」と「低すぎる」は分けたい

ストレートネック傾向がある方は、高すぎる枕が合わないことがあるため、低めを基準に考えるのは理にかなっています。
ただし、ここで注意したいのは「低め基準」と「低すぎる」は同じではないことです。
首を支えることと、高く持ち上げることは別ですが、支えがまったく不要という意味でもありません。

後頭部は高さ2cmあれば十分という考え方もあります。
この視点は大事ですが、後頭部が低く収まっても、首まわりの支え方まで同じでいいとは限りません。
低い枕を選ぶなら、どこが低くて、どこを少し支えたいのかまで分けて考える必要があります。

朝の首や肩の違和感があるなら、低さだけで判断しない方がいい

今回のアンケートでは、朝起きたときの症状として「肩がこる」94人(31.3%)、「首が痛い」56人(18.7%)という結果も出ています。
もし低い枕を使っているのにこうした違和感があるなら、単純に低いから安心とは言えません。
高さの方向性は合っていても、支え方の場所がズレている可能性があります。

また、理想の枕1位は「ぐっすり眠れる」119人(39.7%)でした。
多くの人が求めているのは、ただ低い枕ではなく、朝まで落ち着いて使える枕です。
そのためには、低さそのものより、首と後頭部の収まり方を見る方が大切になります。

低い枕を選ぶことより「どこがどう低いか」を見ることが大事

300人調査で「低い」と感じる人は27.7%いました。
それでも悩み1位は高さが合わない34.7%です。
この結果は、低い枕が正解という単純な話ではなく、低さの中身を見ないと失敗しやすいことを示しています。

大切なのは、低いか高いかの二択ではありません。
後頭部と首を分けて考えること。
低めを基準にしながらも、低すぎて支えを失っていないかを見ること。
この視点を持つことで、低い枕でも合わない理由がかなり整理しやすくなります。